私なんてどこにもいない。
「ちびまるこちゃん」の作者さくらももこさんがお亡くなりになって改めて「ちびまるこちゃん」の登場人物の中に私はいないと思った。「ちびまるこちゃん」に何の思い入れもないのは感情移入できる登場人物がいないからだ。
さみしいことだね。
ならば「ドラえもん」ならどうだ。いないね。
本の中にも漫画の中にも私はいなかった。探して探して探しまくればどこかに私はいるのだろうか。
少なくない人が太宰治や坂口安吾がいいと言ったり教えてくれたりした(古くない?)。精神病認定されてからはメンヘラ的な漫画なんかも読んだ気がするが、これといって依存できるというものに出会えていない。
私が唯一それでもいいと思ったものといえば「エルム街の悪夢」シリーズでのフレディのキャラクターは面白かった。フレディの出生の秘密は衝撃的だった。こんな生まれ方、育ち方したら殺人鬼にもなるよなというストーリーを背負っていた。そこに私は涙した。感情移入できたとしたら「殺人鬼」ではなく、フレディ・クルーガーその「人」かもしれないと思う。もちろんこれは映画で感情移入といっても私は殺人は犯さないと思うし犯す予定もない。ただフレディが可哀想だ。そこに自分を発見したと思う。
フレディに感情移入できても私はフレディじゃない。ただあのフレディを救うことはできなかったのかと悔しい気持ちになっていた。
特にホラー映画が好き!というわけではない。エルム街にはまって他のホラーもいけるんじゃないかと見てみたけど残酷なだけで面白くなかった。エルム街は人情があって「物語」だった。クールに残酷でさえあればいいという映画もあるだろうけど私はあまり、それには興味はない。
それとフレディ賛歌だけじゃなくて登場人物の10代の子たちがフレディと闘う姿がかっこよかった。フレディは夢の中で子供を殺すのだけど10代の子たちは薬を飲んだら寝てしまうので起き続けたり、夢の中で戦ったり。親子関係とかの葛藤とかもあったり話がよくできてるなと思った。理解のない親が無理やり薬を飲ませて眠らせようとするとか。
私にとっては「エルム街」は泣ける話であって怖い話ではない。
「エルム街の悪夢」はシリーズが進むほどギャグだよなというお笑い要素も加わり制作者もどうかしてるんじゃないかと思うに至るのだけど、それはそれでファンに愛されたのだから良しとしとけばいいのか(よく分からない)。
私はあまりにフレディを好きになりすぎフレディ役の役者さんの素顔を見た時、ときめいた。その名はロバート・イングランド。イケメンかどうか言われたら見方は人によるだろうけどフレディの神秘に触れた様で嬉しかったのでした。
マニアというほどの熱心さはないけれど私の好きな映画は「エルム街の悪夢」以外にはないです。
ひきこもっていた時、外に出れない最悪の時はTSUTAYA ディスカスって言うTSUTAYAの宅配でDVDを見ていました。
TSUTAYA ディスカスまた利用してみようかな。腰痛くて出かけられないんだもん。
ここ5年くらいまともに映画とか観てないし。Amazonプライムである程度は観れるから、大まかに見終わったらまた映画にはまってみたい。あまり贅沢はできないんだけど。
「エルム街の悪夢」シリーズのBlu-ray記念品として買ったけど正に記念になっただけであんまり観ていない。ただのコレクションになってしまった。
エルム街の悪夢 ワーナー・スペシャル・パック(初回仕様/4枚組) [Blu-ray]
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ただいま考えると現実的にそんなわけないだろと言う描写とかあって文句言いたいこともあるんだけども。
特に出生に関する描写は差別的と私は観ている時でも憤慨はしていた。
今日はプライムビデオで「クリミナル・マインド」でも観てから寝ようと思います。