ひきこもりポンコツメンヘラ

ひきこもりの生活保護受給者の日常。アパートの一室から呼びかけています。生活の記録。実況中継。自分語り。統合失調感情障害。

人間放棄✿人生獲得
休憩逃走中
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ポエム

【ポエム】紙一枚のあの場所へ

あの場所は遠くに見える 重なった影が涙を流す 私は残酷だろうか 影が離れていく 私は孤独だろうか あの場所は紙一枚 静かに座り空を見て ご飯の味を思い出す 温かいご飯 冷ややかな視線 あの場所で あの日に抹殺された 紙一枚の苦しみ 誰か守ってくれるだろ…

【ポエム】ひきこもり賛歌

暗闇で目を凝らして どこに何があるか分かってしまった 蛍光灯はこうこうと照らし とても明るい 私の太陽 換気扇はごとごとと叫んで自己主張 毛布は毎日温かい 私はぬくぬく寂しさと共に 育って死んで生き返る バスに乗る夢を見た 明けない夜に泣いた ひきこ…

【ポエム】理想に生きなさい

遠くまでの列車はもう出ました 理想に生きなさい 理想に生きなさい 瞼開けたら別の世界 遠くまでの列車がまた来ました 乗りなさい 行きなさい 理想に生きなさい 理想に生きなさい 歩いていたら転びました 理想に生きなさい 理想に生きなさい 瞼開けたら次の…

【ポエム】己が己であることが

己が己であることが 届かない夢ならば 置き忘れた真実を 握り潰してしまいましょう 私が私であるならば 遠い街にため息と置き去りに 戻ってきた記憶と 一緒に手をつなぎましょう やまない雨を呪いながら 空の規則を止めましょう 私は止めましょう 間違う連想…

紙飛行機

私は眠って夢を見た 夢の中で私は紙飛行機を折っていた どこまで飛ぶのだろう どこに着地するのかな 手のひらから飛び立った 遠く遠く見えなくなった 見えなくなったので諦めると そこで私は目が覚めた 目が覚めてから私は紙飛行機を折った どこまで飛ぶのか…

違う

もうダメだ いや違う お腹が空いた いや違う 歩けない いや違う 登れない いや違う 考えない いや違う 見えない いや違う 言わない いや違う 聞こえない いや違う 分からない いや違う 違う それは違う

願いごと

喜んでいる 走り回っている ほくそ笑んでいる 叫んでいる 花咲く願いごと 太鼓を叩け 響かせろ 低く低く 凧を上げろ 遊ぼうぜ 高く高く

道がなくても

あるべきものがなくて ないはずのものがあり 私の影が伸びていく 道が見えないから 土を固めて踏み込んでみる さあ行けよ 出発は今だ 何もなくても果てへ果てへ 何があっても果てへ果てへ 黄色い花を見つけるために 綴じていけ 割れた心を 誰にも知られない…

寂しさを刻めば安らぎがやってくる

遠い風景の中に私の寂しさがある 知るもんか 私は叫んであぐらをかく あなたは行く 放してくれる場所へ 知るもんか あなたは叫んで涙を飲む 手を取って踊るんだ 寂しさを包むように あの人の風情を真似してみる 私の寂しさを飲み込むように 寂しさは走るよう…

顔のない海賊船

顔のない海賊船 海へ向かい 目を盗んで見上げる 宝はここにはない どこか探して 裏と表 コインに任せて 水と油 炎隠して 燃え上がる 待ちに待った 火の粉が上がる 水の都 華やかな旅立ちに 間に合わない 足踏みして 大げさに息を吸う 決断迷い 明るい方へ 一…

歴史に残らずとも 瞬きはひとつ

星のかけらが降る夜 月の見えない昼 私は空を見上げる どこにも通じない 声が響いても何もない そんな空間に惑う 大きな光に包まれる 明るい天井が落ちる ここにいよう 私はこの場所で土を掘る 何者かと問えば 歴史の波に消える 何者かと問えば 永遠に残る …

お前は...

生きるが勝ち 最後の叫び 静かに眠れ 遠くに見える 日記帳はいらない 魂に刻め 風景 匂い 汽笛 痛み 喉が渇くよね 時計を置いて 一刻もムダにしないで 不揃いな鼓動刻め 灯りが見えるところまで ついて行ってあげる 暗がりで あなたの心のさざ波 教えてよ 最…

皮膚の中

涙は海から来たのです 雲になり雨になり 私が水を飲んだなら それから雫をこぼすのです この意識はどこまで続くのだろう 魂の逆流 私は2倍になり4倍になり8倍になるのです だけど流れるのは1/2 生まれるが正義 生まれるが正しい どこにもない お話 インター…

足跡は希望

体重分 刻んでいく 希望を刻んでいく 寂しさと孤独の握手が交わされる 泣き顔と笑顔の挨拶が交わされる どこまでいくの彼方まで 私は行くの彼方まで 傷跡という名の希望 足跡に変えて どこまで行くの彼方まで 動かない影 心動かす 深く笑う鼓動 彼方まで歩い…

ドアを蹴り倒せ

起きたくない 眠りたい 立ちたくない 座りたい 開けたくない 閉めたい 沈黙のドアを蹴り倒せ 立ちはだかる 止まりすぎる 積み上げる 崩れ落ちる 行き止まる 通り過ぎる 唐突にドアを蹴り倒せ 波が立つ 静まる 荒れ狂う 休まる むせび泣く 泣くのをやめる 愛…

私がバンと吠えたなら

私がバンと吠えたなら あの月に届くでしょうか 私がパンと割れたなら あの太陽が割れるでしょうか 私が声をあげたなら 大地を裂くことできるでしょうか 私が詩を書いたなら あの月まで届くでしょうか 私が歌を歌ったら あの太陽も歌うでしょうか 私が声をな…

鼓膜の自殺

夜の鼓膜 昼の嗚咽 窓を割る音 ちぎれる刃の音 もう一歩 退いて 立てません 鼓膜の自殺 私には聞こえません 葬って泣きましょう 震える音 消えていく 鼓膜の自殺 シャットアウト 鼓膜の自殺 幕を閉じる

布団

寒い 寒い あたたかい 布団 布団 あたたかい 布団の国に男の子がいました 布団にくるまって夢見ました どこまでもどこまでも ご飯を食べて潜り込め 硬い 硬い 柔らかい 布団 布団 柔らかい 布団の国に女の子がいました 布団に寝そべって空を見ました 果てし…

部屋を飛び出せ

ここには安らぎがある 怯えない安らぎがある あそこには戦いがある 落ち着かない戦いがある 飛び出せば戦う人になる 勇ましく戦う人になる 戦わなくてもいい 座って川を眺めていればいい 魚と友達になってもいい 海で砂を掘ってもいい ウミネコと友達になれ…

高く上げろ

彼方からやってきた 孤軍奮闘の私 振りむきもしない 孤立無援の私 後悔なきように つじつま合わせ あがけ 走れ つま先だて マンホールで踊れ 後ろからやってくる明日を 握りつぶして高く上げろ

箱から海へ

天井を見上げたら 星が見えるかい 風を感じるかい 自由という名の型にはめられた 遮るカーテンは動かない 投げてみろ 内側から 窓ガラス割ってみろ すると水が入ってくる その水で溺れてはいけない 外に出るんだよ 溺れてはいけない 別れを告げるんだ さよう…

刃物と弾丸

君は刃物のように 私の指を切っていった 非力で ペラペラと舞っていく 君は弾丸のように 私の心を撃っていった 強くて サラサラと流れてく ああ刃よ 弾よ 心置きなく聞かせておくれ 手をつないだ仲間の声を 心をつないだ灯火を

たましいなのだから

私のたましいなのだから 寂しくなる 私のたましいなのだから 楽しくなる 私のたましいなのだから 眠たくなる 私のたましいなのだから 起きたくなる 私のたましいなのだから 泣きたくなる 私のたましいなのだから 笑いたくなる 私のたましいなのだから 読みた…

瓦礫まで歩け

粉々な 逃避行 とても早い スピードで バスが やってくる なあ 乗っちまえ 行っちまえ 楽になれ 軽やかに べそかいて 汗かいて その他 大勢 ベランダで 転べば 輝く星は どんなにか 綺麗だね 間抜けな足が もつれる 絶対に 行くんだ 流浪の旅 ひとりぼっち …