★ネタバレ、あらすじ関係なくやっております。一抹の不安をお感じになる方は、引き返していただけると幸いです★
“シャザム!”
(Netflixで観賞)
完全無欠の楽しいスーパーヒーローもの。
DCコミックがどうだとか何かのスピンオフだとか、ネット漁って知ってみたところで文字以上の実感がない。知らないから、そんなに見てないから(バットマンはちょっと見たけどスーパーマンは特に見てない)。だから、その辺は分からないんだけど、そういうのをのぞいても、ムチャクチャ面白かった。そんな私でもバットマン、スーパーマンの何となくのイメージはわかるので、ネタとしてのスーパーマンとかも完全ではないけどわかった。
「シャザム!」と叫ぶと子供から大人のスーパーヒーローへ変身出来るようになった主人公ビリー。小さいときに母親とはぐれ里親の家を転々として新しい里親にもらわれていった先で同じく里子、足が不自由なフレディ、お喋りな女の子ダーラ、太っちょな無口男子ペドロ、ゲーマーの男の子ユージーン、大学を目指す最年長女子メアリーに出会う...
特にフレディとはつるんでいて、ヒーローになったビリーを讃えてくれるんだよね。その後は、すったもんだあるんだけどそこは友情ものとしてカッチリおさまる。
そのうち6人でスーパーヒーローになるんだけど、これも、なかなかカッコいい。友愛という言葉が浮かぶ。
私はフレディが面白くて、さりげない障害者ネタかましたと思ったら障害者の不条理を叫んで主張しだして、ビリーに向かって「俺だってお前みたいに人気者になりたいんだ」とか言っちゃって実は寂しい子だな。元から、いじめられていてビリーっていうヒーローに情熱を重ねていたんだから、そりゃあ、認められたいよね。
それと、お喋りダーラがムチャクチャ可愛いくてビリーがスーパーヒーローだと自分だけ、分かっちゃって必死に隠してるとこ健気だなぁ。
里子の子たちはみんなどこか重いものを背負ってそうだけど基本いい子たち。幼い子たちは特に頭撫でてあげたい。
里親のふたりは、めちゃくちゃいい人だし。
ビリーは実のお母さんに会うことになるんだけど人生思うようにいかない“現実”を突きつけられる。ツラい...
実はヒーロー物のアクションシーンとか苦手で今回もアクションシーンきたら寝そうになった。だからヒーロー物を見ながら1番いいとこで退屈になってたけど他のところも面白かったから良かった。その見方でいいのかどうかは分からないけど十分面白かった。
★★★★★