★ネタバレ、あらすじ関係なく自由にやっております。不安をお感じになる方は、引き返していただけると幸いです★
“ピーターラビット”
原作ファンと、うさちゃんファンはこの映画、見ないほうがいいのでは。怒りだしそう。
ノーパンツなピーターラビットと、その仲間たちのお話。
登場人物。
マクレガーおじさん
マクレガーおじさんの隣の家に住むビア
うさぎさん一味
ピーター(青...服の色)
妹の三姉妹
フロプシー(赤)
モプシー(黄)
カトンテール(緑)
従兄弟のベンジャミン(茶)
マクレガーおじさんの甥 トーマス・マクレガー
“可愛い”の金太郎飴なんだけど、でもな、このうさぎは悪い!「ピーターラビット」の映画版とのことだけど、うさちゃんファンに殴られたらいいんだよ、こんな、うさぎは。脚色ではあるだろうけどさ。でもピーターのお父さんがマクレガーおじさんの家でパイにされたことは原作にあるんだよね。残酷。
顔、体の細部まで、すごくよくできてて表情一つ一つが可愛い。ぬいぐるみが動いてるみたい。
マクレガーおじさんの畑に入って野菜をとっていたピーターラビットたち。マクレガーおじさんが急死して畑はピーターたちのものになるかと思いきやマクレガーおじさんの甥のトーマスがやってくる。隣の家に住むビアはピーターたちをずっと可愛がってくれていた。マクレガーおじさんの家に越してきたトーマスとビアは仲良くなるがピーターはそれをよしと思っていなかった...
何が悪どいってアレルギー持ちのトーマスにブラックベリー投げて口の中に入れちゃったりしてるんだよ。ダメでしょ... それ命に関わるから!
ピーターの妹の三姉妹もアクが強くて、長女であることをいちいち誇示しなければ済まないモプシー、あんまり目立たないフロプシー、ぶっ飛んだカトンテール。カトンテールが私は一番好きだったけど三姉妹とも捨てがたい魅力。
ベンジャミンは太ってプクプクしててまた可愛い。太ってるのはサラダにドレッシングかけすぎるからとかマジか。
5匹の中でピーターが一番悪いうさぎに見えた。基本可愛いんだけど、ちょくちょく意地悪になる。でもそんなピーターがいつも可愛がってくれるビアに、お母さん的な憧憬を持っているのが、ちょっと泣かせた。ピーターたちの、お父さんお母さんはもう死んじゃってるから... ビアとトーマスがいい感じになってるの見て危機感持って嫉妬してるとこは何となく「わかるわぁ」とピーターの味方になったりした。
でも、うん〜 このうさちゃんたち可愛いのは外見だけで、こんな人間いたらヤダね。絶対私なんかいじめられるわ。
実は「ピーターラビット」、絵本があるって知ってるだけで読んだことないから、これを機に知りたいと思った。ググったんだけど作者のビアトリクス・ポターっていう人は女性が職業を持つことなんて許されなかった時代にピーターラビットを書いたんだって。なるほどー ググっただけじゃダメだね。絵本見たいな。なお、レニー・ゼルウィガー主演の「ミス・ポター」って映画もあるらしい。TSUTAYA DISCASのレビューでベタ褒めだった。
私の面白ポイントとしては“着ぐるみにパンチするトーマス・マクレガー”と“車の前に現れて「ヘッドラ~イト...」って呟いてく鹿(多分鹿)”。
なおエンディングの曲がすごくゴキゲンで良かった。
何にせよブラックで楽しい映画でした。「ピーターラビット /バーナバスの誘惑」が5月22日に公開されるそうです。
★★★★★