2006年に「パンス・ラビリンス」って映画があって当時見ているんだけど、そのときはよく分からなかった。あまり印象に残ってなかったのだけど最近また「パンス・ラビリンス」を見たら、何だか芸術作品だなぁと思って好きになった。「パンス・ラビリンス」の監督はギレルモ・デル・トロで、戦争映画なのだけどファンタジーで幻想的な怪物が出てきてそれが優雅だった。怖いけど美しかったのだ。
そのギレルモ・デル・トロが原案・企画・製作の「スケアリーストーリーズ 怖い本」は相当期待した。それなのに怪物が怖くも美しくもなく、1個だけキモ可愛い怪物が出てきただけで、全体的に肩すかされてしまった。怪物なんだから怖くて当たり前だから怖いのは差っ引いて全然物足りなかった。美しい怪物を見せてくれ!と期待していたのに。
ただこの私が唯一好きだったキモ可愛い怪物、それ自体は本当に迫力があるので見る価値ありだと思う。コミカルな外見で笑いと紙一重なんだけど、怖いしビクッとする。
ストーリーは、本に綴られた恐ろしい話が現実になるというお話。それ自体はやはりファンタジーでよいと思った。
結局私はこういうのが好きなのか、しょうがないな〜という映画だった。