映画観た。
「散り行く花」。
1919年のサイレント映画。
調べたところによると。
・トーキー→発声映画(映像と音声が同期した映画)
やばないかー? 中国人の男と、少女の物語だけど、男の方、中国人に見えないよ。原作のタイトルが「The Chink and the Child」。Chinkって... うーん。時代が時代だから...なのかなぁ。周りの中国人が多分、中国系の人らしいのに主人公が白人のお顔。Chink、Chinky、Yellow Manとか出てくるけど大丈夫なのかしら、この言葉。
中国人の若者が少女に恋するんだけど少女の父親が暴力親父。
少女が父親相手に、笑顔を作るために指で口端上げて見せてあげてるの悲しい。
暴力親父はどうしようもない悪人で、殴る素振りを見せる時、半笑いに見えて怖い。なかなか殴らないでためてるのが嫌。
少女の姿勢が悪い。猫背?
それと少女が父親に追いかけられて、隠れた小部屋のドアを、小さい斧みたいなもので外から暴力親父がぶっ叩いてるシーンがあったけど「シャイニング」みたいだと思った。
最後は救いがない終わり方。どこかに救いがあってほしかった。
少女役のリリアン・ギッシュは99歳没だそう。90歳を超えてからも映画に出ていたそうで(『八月の鯨』)、観てみたくなった。
「八月の鯨」。
お年を召したリリアン・ギッシュが見たくて「八月の鯨」も観た。
老姉妹のお話。
ゆっくりとあくせくしないで生きていきたいと思えた。人生は長い。
ゆったりとした映画いいな。
おじいちゃんおばあちゃん以外ほとんど若い人が出てこない。家の中と海辺の往復のような狭い空間で話は進む。
姉妹が年をとって手を取り合って生きていくのっていい。喧嘩したり仲直りしたり。涙流したりする感動ものじゃなくて(私ももう少し年を重ねたら感動で泣いたりするんだろうか)、ただ暖かい映画だった。
リリアン・ギッシュは可愛いおばあちゃんだった。喋り声がアガサ・クリスティ原作のドラマの、おばあちゃん探偵“ミス・マープル”に似てると思った。
ではまた😌