映画観た。
「月世界旅行」。
1902年の映画。たった14分の長さ。監督、ジョルジュ・メリエス。100年以上も前の映像、観るだけで感激、単純な性格。
月に行くロケットが弾丸、もとい座薬みたいで面白かった。
月というものが当時どのように思われていたのか。ロケットが発射して月の右目にぶっ刺さって血が出たり、何なんだという描写がある。
月にいる月星人がバルタン星人みたいな虫?で戦って煙でポンッと消したりもする。どうやって消したのか技術的なことが気になった。今なら何でもないことなんだろう。
元々白黒の映画に着色したそうなんだけど、着色が綺麗で暖かい。
月から帰還するときロケットが地球に真っ逆さまに直線で落ちていったり、今の基準からしたらおかしなことはたくさんあるのだけど、おかしさを吹っ飛ばしてしまうくらい、面白くてガン見した(目が乾燥する)。
動きが微妙に可愛い。
女性が短パンでムチムチ足出してるんだけど、あの頃ってこんなに足出してたんだ?と思った。
「月世界旅行」の監督ジョルジュ・メリエスのモノクロ・サイレント映画「月世界旅行」の着色版を、最新デジタル技術で復元する過程を追ったドキュメンタリー。
「月世界旅行」(着色版)を観て感動したけどそれがコンピューターを使って復元したものとは思わなかった。時代はとっても進んでいるんだね。色をつけるのがそんなに困難、復元するのがそんなに大変とは思わなかった。気の遠くなるような長い時間がかかってる。私の観たものは最近復元したものだったのか、多分だけど。
白黒のがあるならそっちも観たいと思ったらYouTubeにあった。でも音楽がついてたり、語りがついてたり、白黒無声のがなかったのでちょっと不満だな。時間も短くなってたり。白黒無声完全版が見たい。著作権が切れてるから何かライブラリー的なとこに行けばあるのか。観れるサイトとかあるのか、ちょっと調べてみよう。
この動画はちょっと色がついているけど。
ジョルジュ・メリエスの史実をアレンジした小説の映画化だそうだけど、映画に出てくるメリエスの逸話はほとんど本当だそう。
この映画の中に出てくる、月の右目にロケットが突き刺さった絵(イラスト風)の破壊力。
絵は誰が描いたものなのか、ジョルジュ・メリエスの絵かもしれない。落ちぶれて毎日過去の自分の映画の絵を描いていたという話が「月世界旅行&メリエスの素晴らしき映画魔術」にあったと思う。
ネット検索したらこのポスターがあった。
この絵、最高なんだけど!(右下にメリエスとサインしてあるように見える)
この絵だけでご飯何杯でもいける。
映画がつまらないという感想も見たんだけど、私にはこの月の顔の絵が出てくる度にキャッキャしてしまうくらい楽しい映画だった。
どや、俺様は月様だぞ?と言っていたところ、右目にロケットが刺さってしまったという感じに私には見えて面白い。
ではまた🤩