にっちもさっちもいかないような状態。何をしたらいいか全く分からない。一時はゆったりゆっくり生きようと思っていたけど何なんだろう、虚無感。鬱が悪化でもしたのだろうか。よく分からない。
ある日YouTubeで宇宙のライブ映像を見ていたら、悩んでた自分がどうしようもなくバカらしくなる。朝目覚めなければいいのに。宇宙の一部としてどこかに私を連れ去ってほしい。
別の日には歴史について考える。ちょうどクラシックの曲を聴いていた。この曲が生まれた頃はどんな世界だったのか。私が生まれてない時代。私のかけらはどの辺にあるのか。
確実に100年後の世界では私は跡形もなく消える。私が泣いたことも笑ったこともなかったことになる。消え去るんだ。
死ぬのが怖い。私の苦しみは消えてなくなるのだ。嬉しいだろって? 嬉しくないね。その苦しみが消えてしまったら私が私でなくなるだけだ。粉々になった私の苦しみは溶けてなくなるのだ、わかるか、この気持ちが。
時を超えた音楽。作者はもういない。あなたの価値。私の価値。つまらぬ価値。
粒からできた私は粒に戻り散らばり、どこかでまた戻ることが出来るのか。そんなの嘘だろう。私は幻になる。それは真実だろうか。
言葉のない音楽の波を受けた私もいずれ消え去る。波が私を消す。