星のかけらが降る夜
月の見えない昼
私は空を見上げる
どこにも通じない
声が響いても何もない
そんな空間に惑う
大きな光に包まれる
明るい天井が落ちる
ここにいよう
私はこの場所で土を掘る
何者かと問えば
歴史の波に消える
何者かと問えば
永遠に残る
そう私は空間の歪み
瞬間が潜る
時が刻まれる
秒速で嘆く
ああ 時よ めぐるな
私の元においで
食い入るように遊べ
時を貫け あの天井に
見上げて仰げ 歴史の端っこに
届かない瞬間を
貫いて笑え
泣きべそは似合わない
胸に刻まれる
時も刻まれる
心臓はひとつ
貫いて笑え