映画観た。「遠い夜明け」。
昔、南アフリカにアパルトヘイトというものがあった。だけど、それがどんなものか私はよく知らなかった。白人と黒人は違う場所に住まなければならないということを耳にしたことがあるだけだ。
昔から思っていることだけど、白人が黒人のメイドを雇うのはなぜだろう。
まずそこからやめればどうだと思った。そうはいかないのか?
黒人の活動家ビコが投獄された後、死んでしまったのを、白人の記者が原因を追及するんだけど、やっぱり暴力が原因で死んだんだなと分かる。そこに至るまで冷酷な差別があって胃に穴が開きそうだった。
ビコ役はデンゼル・ワシントンで、いい役だけど早々と退場する。その後は記者の物語。でも黒人のために戦う英雄白人みたいな描き方でいいのか?
記者は本を出版するために家族と一緒に亡命しようとするんだけど、見ようによっては“幸せ家族の逃亡物語”という感じで、家族が無事亡命できるかに焦点は当たる。
なかなかにヒヤヒヤする展開だった。
ラスト。これが現実でなければいいのに...という感じ。
終わりまで見てこれは実話なのだと知らされる。差別の話は非常にしんどい。だけど実際に血を流している人がいるのだから、目を逸らしてはならないだろう。
非常に深い映画だった。
ではまた😊