古い例えだけど結婚は女にとって永久就職と言われた時代があった。今風に考えたらそんなもんはちゃんちゃらおかしいし永久就職と呼ばれた時代だって離婚する人はいたはずなのだけど。
そして現代、ひきこもりの女は結婚さえすれば解決すると言われがちなのは腹立たしい。
もちろん自分が結婚市場からはじき出される年齢だということが若い人への嫉妬なのかなと思わないでもない。でも若い時から結婚には絶望を感じてきたし。
名前を出して申し訳ないけど「ひきこもり名人」の勝山実さんが「女は結婚、籍さえ入れればなんとかなる」とある本で言っていたのにはショックを受けた。
もうそれだけで本を閉じた。その続きを読んでない...
男のひきこもりだって就職が向かないわけじゃないか。女だって結婚という名の永久就職が向かない人だっているんじゃないか。
それと勝山さんの著作を読むと母親からのスパルタ教育が根深い恨みになってるように思えた。「家庭不信」とでもいうか。
女だって一緒だよ。「家庭」というものに傷ついてるし不信を持ってる、少なくとも私は。
勝山さんの近くには結婚して幸せになって、引きこもりを脱出した女性がいるのかもしれない。私が余計なことを言わない方がいいのかもしれない。
でも結婚も就職と同じだよ。家の中ではなんらかの役割分担をしなきゃならないし3食昼寝付きな訳はないんだよ。それに結婚生活がうまくいかなくなったら行き場所がなくなりまた、その家庭でひきこもらなくちゃならないかもしれない。
男と女どちらが大変かみたいな話題は避けてきた。どちらも大変だと思うから。
だけどその反面「女は結婚すればいい」みたいな言葉をよく聞く。
そんなわけないだろう。ひきこもりの女が養ってくれるなら誰でもいい、誰かいないかなみたいに探して、うまく見つかると思いますか。誰でもいいってまず失礼だろ。
もちろん男性のひきこもりも大変だと思ってるし変な軋轢は避けたいとずっと思ってきたけど最近情緒不安定で何言い出すか分からないもんで。
女のひきこもり、この辺はググれば斎藤環さんとかが口酸っぱくして言ってるので敢えてリンクは貼らないけれど、いちひきこもりとして自分の気持ちは言っておきたかった。
女のひきこもりは介護に絡め取られていくし家にいてもひきこもりとは思ってもらえない。もちろん恥ずかしくて公言できない問題もある(それは男も)。そもそも自分も家にいることがめちゃくちゃ恥ずかしかった。
ひきこもりは男女問わず生活保護申請して親元を出た方がいいと思う。食べるものを作れないという場合宅配という手がある。最近私は色々な宅配サービスを比べて考えてるとこです。
とはいえ私も生活保護を知人から勧められたのは20代の頃。若すぎだろ!と思われるかもだけど家にいるのが危険すぎる、親と険悪で何し出すか分からない。
しかも精神疾患真っ最中だった。それから実際に生活保護受けるまで20年かかってる。長すぎーΣ(・□・;)
今思えば20代で受けてても良かった気はする。家族の絆なんてないんだもの。私も精神的にはスパルタで虐められた。手も足も出されなかったけど無関心決め込まれるギャップがすごかったし。不幸自慢はやめた方が色んな人のためだな。
だから結婚は好きな人と一緒に生活できる「幸せ」というならともかく、ひきこもり脱出!ってものに使わないでほしい。もちろん女性の側から「いえ私は真面目にこの人が好きなんです」と言われたらひとたまりもないが幸せな10例の下に不幸な100例が隠れてるって事もなきにしもあらずだから。
結婚したい人はして、しなくても幸せになりたいね。
みんなで幸せになりたいですね。