挑むのは簡単 諦めるのは難しい
動くのは簡単 待つのは難しい
窮屈な服を着て 窮屈な靴で歩かないで
翼がないから足を地に溶かしたら
見上げた空の色に感動した
素直な首は反るがままに任せろ
おまえの核を愛でろおまえの芯を注げ
詩を詠むことは
神のパズルで遊ぶこと
私のコトバは青い
海の底から浮かび上がった
私のコトバは黄色い
太陽が泣いているから
滑らかにざらざらと淡く濃く
足して削って告白を繰り返す
詩を詠むことは
死んでいく私への贈り物
詩を詠むことは
来世へ飛び去るということだ
インクを落とせ紙一枚のあの場所へ
ちっぽけな世界を拡張してみる
こんがらかった私の世界を
大きな世界で解きほぐすために
耕した畑は塗りつぶさない
星の決闘場をよじのぼれ
ダイナマイトを地べたで撫でろ
詩は座り込みそして羽ばたく