ひきこもりポンコツメンヘラ

ひきこもりの生活保護受給者の日常。アパートの一室から呼びかけています。生活の記録。実況中継。自分語り。統合失調感情障害。

人間放棄✿人生獲得
休憩逃走中
note

ポエム

♦︎♦︎♦︎お知らせ【ポエム】を移動しています♦︎♦︎♦︎

別ブログからのものも含めて【ポエム】をnoteに少しずつ移動しています。 私は誕生月が6月なのですが、誕生日前日までに詩のミニコミを出そうと計画していました。ミニコミとは主にコピー機などでコピーした、自主制作の手作りの冊子です。通常の出版ではな…

【ポエム】訛る猫

猫様に方言はあるのか。 きっとあるに違いない。 地方在住の猫は平気で訛る。 猫様は占いをするのか。 きっとするに違いない。 疑い深い猫は平気で委ねる。 猫様は水泳をするのか。 きっとするに違いない。 頭をすぼめた猫は平気で泳ぐ。 猫様は何でも出来る…

【ポエム】みんな死んだ

死ぬのが怖い? 大丈夫 ソクラテスも死んだ ピタゴラスも死んだ 戻ってきた人はいない 大丈夫 みんな死んだ みんな消える 私も消える

【ポエム】私はここにいません

画面を閉じて 私はここにいません ページを閉じて 私はここにいません 寂しさを閉じて 私はここにいません 嬉しさを閉じて 私はここにいません 私はどこにいる 明け方の彼方 私はどこにいる 夜更けの遠吠え 私はどこにいる 夜明けの端っこ 私はどこにいる 夕…

【ポエム】ポケットの中の孤独

ポケットの中の孤独 小出しにして 種を蒔くんだよ おひさまに焦がれて伸びる 握りしめた弱みは隠しておけばいい ほら焦がれた孤独が輝き出す

【ポエム】遠慮と敗北

負けても何も失うな 黙ったら遠慮ではない 敗北だ 変わるな 歯軋りしながら 敗北の海に鉄髄を下し主張しろ 表現でしか生きられない 対象がなきゃ反動もない 敗北を認めてはいけないんだ

【ポエム】魂がはしゃぐこと

さよならロックンロール アートなんてクソくだらねぇ 魂がはしゃぐこと ひとすじの光

【ポエム】死んでしまえば終わりだ

何を読もうと読むまいと 死んでしまえば終わりだ 何を聴こうと聴くまいと 死んでしまえば終わりだ 何を食べようと食べまいと 死んでしまえば終わりだ だから私は読もうとする だから私は耳を傾ける だから私は潰したコンビーフを はむはむと食べる

【ポエム】神様の落し物

暗闇で針を見つけたんだ 暗闇で糸を見つけたんだ 何かの役に立つと思って拾ったよ 縫い合わせるんだ その針は誰のもの その糸は誰のもの 神様から盗んでやった 大切に使うよ 針よ 糸よ 破けたところを 隙間から風が入らないように 縫い合わせておくれ 神様か…

【ポエム】言葉を知らない

言いたいこと 言い表せない 私は言葉を知らない 着地するなら 的を射てやるんだけれど 射抜いてやるんだけれど それができない 私は言葉を知らない 近眼でメガネをかけず 歩かなければならない 危なっかしい足取りは 命取りになるだろうか 言葉を知らない だ…

ポエム「田舎の砂利道、歩道、あぜ道」

この町は騒がしい私は静かなのが好きだからこの町は明るい私は仄暗いのが好きだからこの町は涼しい私は暖かいのが好きだから 田舎の砂利道で泣くのが日課だから田舎の歩道で擦りむくのが日課だから田舎のあぜ道でカエルの声を聞くのが日課だから この町はあ…

ポエム「星の決闘場をよじのぼれ」

挑むのは簡単 諦めるのは難しい動くのは簡単 待つのは難しい窮屈な服を着て 窮屈な靴で歩かないで翼がないから足を地に溶かしたら見上げた空の色に感動した素直な首は反るがままに任せろおまえの核を愛でろおまえの芯を注げ 詩を詠むことは神のパズルで遊ぶ…

ポエム「おまえの体温」「濁流」「消えゆく」

「おまえの体温」 明けない夜の闇の中に生まれてきたからには魂込めてやる私の体温が何のためにあるのか私は暗号を書く何者かって何だよおまえだろうがよ何者かじゃないだろうがよおまえであれ 「濁流」 芸術なんて分からない主流なものは分からない副流なも…

「いい年をして」

「いい年をして」 どこでも行ける 放浪の歩み いつも住む場所でいつでも行ける 時間の国 どこか停滞の街へ空想すること 唯一 許された旅いい年をして 閃いた子どもじゃないんだぜ 私は自由だ どこでも行ける 空と 海と 山 いつも繋がるいつでも行ける 空路に…

学校と爆弾【いつもデカい何かを待っていた】

小学校の頃、中学生の頃、高校生の頃、学校行事が大嫌いだった。修学旅行、体育祭、学祭など、みんな地獄の行事だった。爆弾でも学校に、何なら自分自身に落ちないかなと考えていた。学校で、はぐれ者になってしまうと学校行事は消え入りたくなるほどの苦痛…

狂わないで

生きていて 気が狂わないって どういうことだろうか すぐに死んでしまう 灰になって 消えるのに 私など壁を どつくまでもない 空を切る 右手のように 流れ去る 私など土を ほじるまでもない 折れる杭 気が狂わないで 死んでいけるんだろうか 何もないあなた…

世の中の汚なさ

今まで、この世の中の出来事には何か理由があると思っていた。 10代のメンヘラ女子のように嘆きたい、絶望もしたい。 だけどもう嘆きにも絶望にも興味がなくなりあとは虚無だけ。 年を取ったね。年を取れば人生は楽になると励ましてくれた人もいた。 今じゃ…

言葉のない音楽と宇宙

にっちもさっちもいかないような状態。何をしたらいいか全く分からない。一時はゆったりゆっくり生きようと思っていたけど何なんだろう、虚無感。鬱が悪化でもしたのだろうか。よく分からない。 ある日YouTubeで宇宙のライブ映像を見ていたら、悩んでた自分…

【詩】知識を得てから諦めろ

席を立つのが早すぎる 時計を見るのが早すぎる 本を閉じるのが早すぎる 型にハマるのが早すぎる 道を抜けるのが早すぎる 世界は我が物顔で 私に挑戦する 諦めるのは早すぎる 知識の森に走っていって 知識を得てから諦めろ 走るのが遅すぎる 止まるのが遅すぎ…

【詩】抗いの炎

吸い込むんだ 吐き出すんだ 音階が届くとき 私の死体は生き返る 死んじゃいないんだ 戻ってくるんだ 帰ってくるんだ 甦り 歌うんだ 幻じゃないんだ 破られた騙し絵が 決闘するんだ 私の心に到着する この歌は闘いの涙 私の胸に到達する この歌は抗いの炎

【ポエム】1人ぼっちの雨上がり

傘に隠れて 生きる喜び 生きているかい 至福のとき 水たまり 越えていけ 1人ぼっちの昼下がり 雨の精霊 君に会いたかった 寄っていくかい 私の街に 傘をすぼめて 歩いてけ 1人ぼっちの雨上がり

【ポエム】私が価値だ

私があることが ないことに勝るとき 私は笑うだろう 苦しみがあるときに 葛藤はない 私は迷うだろう 無意味だ 無価値だ 誰の手も借りない 歩みは遅れて 乗り上げる 路肩に ときどき吹く風に まかせて 勝負を挑む 私が勝ちだ 私が価値だ

【ポエム】壁の向こうに

お腹が空いた 壁の向こう何かにある 眠いんだ ここじゃ眠れない つま先を穴が空くほど見つめた 古い靴下より 新しいのが欲しい 靴を履いて 歩くリズム 覚えたい 星はいつも瞬いてる 待つまでもなく 毎日毎日 だから大丈夫 そこにある いつも君と一緒に

【ポエム】鍵はいらない

捨てられない 閉じた空間 遠いところで 忘れないで 鍵はいらない 開け放せ 閉じ込めた 人形 理想の形に とどめるために 鍵はいらない 開け放せ 届かない 声刻んで 脱出作戦 内側からかけた 鍵はいらない 開け放せ

【ポエム】書き殴り

文字の隙間から こんにちは 覗き見る言葉が こんにちは 暇な1日潰せ ノートだ こんにちは 黒く塗ったら 消しゴムだ こんにちは 乱暴な言葉を秘めて 滑らかに 誰にも知らさず 書き散らかせば やがて明るい闇がやってくる 私はここで書いている 幸せな鳩のよう…

【ポエム】何もない

積み重ねてきたつもり 本を読み音楽を聴き 街を歩いた末に 何もないことを知る ただ1つ知る 何もないことを 何もないことを積み重ねた苦労の末に 何もないと知った 私はどこへ向かっていたのだろう 夕暮れに預ける知識の切れ端 私は誰だったのだろう 私はど…

【ポエム】しずく

雨が降っている 雲の合間に 明るい光 光の方へ歩いていく 立ち止まり 見上げる 落ちてくる 落ちてくる しずくが 手のひらに 置いてかないで このしずくが大切なんだ 待っている 待っている 次のしずくがこの手の中に 落ちてくるのを待っている

【ポエム】明け方

夜は暗い もうすぐか 朝は眩しい もうすぐか 夜は明ける 朝はまだだ ここにいるか そうだここに 私はどこだ どこだ ここか 私はどこだ そうだ ここだ 夜は暗い 朝は眩しい もうすぐだ 目を閉じよう 目が覚めたら 目が覚めたら そこは私の場所だ

【ポエム】背骨は歌う

私は歌う カッコ悪いな その姿勢 どうにもならない この姿勢 歯がゆい舌を滑らせて 放て銀河に向う敵 背骨は囁いて歌う 地響きに背いて歌う 我は出来損ない 骨を砕いてやり直す 明日になっても歌ってる 我は出来損ない 骨を殺して積み直す 明日はきっと見ち…

【ポエム】ポエム

積み上げられた プラスチックで 鍵盤を叩く それっぽいね 愛想がつきたら行きなさい 殴り書きの詩が 微笑んでいる お前はどうだと言葉を奏でて 爪弾く指が止まるまで ずっと見ているよと 囁いている